楽天証券で購入可能なiDeCo銘柄(債券・不動産インデックス編)
先日、楽天証券で購入可能なiDeCo銘柄として株式インデックスタイプの銘柄を調べてみました。
今回は株式に比べて安全資産とされる債券および不動産のインデックスタイプの銘柄について、調べていきたいと思います。
- 債券インデックスのメリット・デメリット
- 不動産インデックスのメリット・デメリット
- 楽天証券で購入可能な債券・不動産インデックスタイプのiDeCo銘柄
- たわらノーロード 国内債券
- たわらノーロード 先進国債券
- たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>
- インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券(1年決算型)
- 三井住友・DC日本リートインデックスファンド
- 三井住友・DC外国リートインデックスファンド
- 所感
債券インデックスのメリット・デメリット
一般的に、不況時でも下落幅が株式に比べて少ないor若干値上がりするため、資産の目減りを抑えたい方(目標資産額に到達済もしくは到達間近の方)や、中高年以上の方にとって魅力的な商品かなと思います。
一方、上昇幅も株式に比べて小さいため、目標資産額に向けて資産をガンガン増やしたい人(私もですw)や、リスクを取りやすい30代以下の方にとっては魅力は薄くなってしまうのかなと思います。
不動産インデックスのメリット・デメリット
楽天証券で購入可能な債券・不動産インデックスタイプのiDeCo銘柄
楽天証券内の投信スーパーサーチで調べたところ、以下の6銘柄がありましたので順にみていきたいと思います。
※各種情報はいずれも2021年4月13日時点の情報です。
なお、債券についてはリターンではなくリスクに注目しています。
理由としては、債券は前述の通り値上がりを期待するのではなく、
株価の暴落時に資産クッションの役割を期待するものと考えているためです。
ここで言うリスクとは、一定期間ごとのリターン(収益率)が、
その指定した期間の平均値からどれだけ乖離しているかを示す値であり、
数値が大きいほど収益の不確実性が高いことを意味します。
たわらノーロード 国内債券
たわらノーロード 国内債券|ファンド情報|アセットマネジメントOne
- 運用(委託)会社:アセットマネジメントOne
- 純資産:177.71億円
- 信託報酬:0.154%
- 直近3年のリスク(年率):1.83
今回比較した銘柄内で信託報酬、リスクのいずれも最安でした。
まさに債券銘柄らしい手堅さだと思います。
たわらノーロード 先進国債券
たわらノーロード 先進国債券|ファンド情報|アセットマネジメントOne
- 運用(委託)会社:アセットマネジメントOne
- 純資産:208.87億円
- 信託報酬:0.187%
- 直近3年のリスク(年率):5.78
前述の国内債券に比べてリスクが大きいですが、その分リターンも大きいです。
直近3年でみると10%程値上がりしています。
ただし、設定来のチャートを見ると約1年間マイナス10%になった時期もあったため、注意が必要です。
たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>
たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>|ファンド情報|アセットマネジメントOne
- 運用(委託)会社:アセットマネジメントOne
- 純資産:93.22億円
- 信託報酬:0.22%
- 直近3年のリスク(年率):4.50
為替ヘッジがあるせいか、信託報酬が前述のたわらノーロード 先進国債券より高いですね。
ただし、リスクは小さく、設定来のチャートを見てもマイナス5%~プラス5%の間を推移しています。
インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券(1年決算型)
- 運用(委託)会社:日興アセットマネジメント
- 純資産:64.96億円
- 信託報酬:0.374%
- 直近3年のリスク(年率):11.73
新興国銘柄らしい信託報酬の高さとリスクの大きさですね。
私のような素人が手を出す銘柄ではないと感じました(笑)
三井住友・DC日本リートインデックスファンド
- 運用(委託)会社:三井住友DSアセットマネジメント
- 純資産:41.33億円
- 信託報酬:0.275%
- 直近3年のリターン(年率):10.85%
直近3年のリターンを見ると10%成長していますが、コロナショック時には基準価格が約50%下落していました。
その後基準価格は上昇してますが、コロナショック前の価格までは現時点で回復しきれていません。
三井住友・DC外国リートインデックスファンド
- 運用(委託)会社:三井住友DSアセットマネジメント
- 純資産:99.06億円
- 信託報酬:0.297%
- 直近3年のリターン(年率):7.58%
こちらも直近3年のリターンを見ると約7.5%成長していますが、やはりコロナショック時には基準価格が約50%下落していました。
その後基準価格は上昇してますが、コロナショック前の価格までは現時点で回復しきれていません。
こうしてみると不動産(REIT)は配当のあるETFなどを個別に購入したほうが良いかもしれませんね。。
所感
国内債券の安定感と、海外債券のリターン(リスク)、REITの難しさをひしひしと感じました。
iDeCoを開始した場合、年を取るにつれて債券にシフトしていこうと思いましたが、楽天証券ではなかなか良い銘柄がなかったので、個人的には以下のいずれかを選択することになると思います。
①他の証券会社でのiDeCoを検討する。
②楽天証券でたわらノーロード国内債券を購入し、所得税の節税メリットを享受する。
③楽天証券でiDeCoは敢えて株式インデックスを選択し、個別に債券ETFを購入することでリスク分散する。
今のところ③が有力かなと感じています。
米国ETFには株式タイプ、債券タイプをはじめ魅力的な銘柄が多そうなので、また調べてみたいと思います。